母の愛と認知症。海王星の自愛のワーク

【母の愛と認知症】

認知症の母を介護するなかで、
小さな壁にいくつもぶつかってる。

要望を、うまく言葉に出来ない母。
「こう言うこと?」「これが欲しいの?」と
尋ねたり待ったり。

電気を消す

ただそれだけのことなのに、
10分も20分もやりとりをする。

スピードと白黒ハッキリ
が心地いいわたしには、
これが続くとストレス。

母が「ねえ、お前」と
話しかけてくるだけで、
どーんと気持ちが重くなるように
なってしまった。

食事のマナーも崩れてきて、
わたしの分をパッと食べたり、
飲まないと約束したのに、
こっそりお酒をラッパ飲みしてたり。

足がふらつき転倒し、
月に2度も病院行ったのに、
なんで…と怒りで震えたことも。

一緒にいる間ずっと
この調子だから疲れるんだけど、
今のところまだ施設に
お願いする気になれないでいる。

なんでかって言うとさ。
実は自分のためなんだ。

認知症の人って、ホント、
究極になにもできない。

子どもと決定的に違うのは、
身体は大人であること。

そして…。

明日また一つ出来るようになる人と
明日また一つ出来なくなる人。

この二人のケアは、
希望と絶望くらいの違いが
あるんだよ。

だから介護をする人は

「できるようになること=価値」

という、一般的な思考を
手放すしかない。

そして、自分がどれほど
自分自身に

「できること」
「ちゃんとしていること」

を強いていたかに気づくのだ。

わたしは最近あることにハッとした。

母はもう死を恐れず、とても穏やか。
精神的な成長は進み、
これ以上はないかに思えるのに
何故、お迎えが来ないのだろう?

そんなことを考えていたら、
「…ああ、わたしのためだ」
と思ったんだよね。

わたしが未だ、
「できること」
「ちゃんとすること」を
握り続けているから。

だから
わたしの手放しのために、
できないまま、
ちゃんとしないまま、
そばに居てくれているのかも
しれない。

そう気づいたら、
感謝で胸がいっぱいになった。

泣けたよ。
人生が素晴らしくて。

母の魂が、とてつもなく
優しいような気がしてさ。

現在進行形で、母との暮らしに
イライラや不安が湧いてくるけど。

これを手放さないまま
母を施設にお願いしたら、
わたしはまた別の場所でこれを
学ぶことになるだろう。

そのことを、母の魂は知っていて、
こうしてそばにいてくれてる。

なんだかそんな気がしてならないんだ。

・・・・・・・・・

これは8月にアップした、Facebookの記事です。

母との関わりは最近のわたしにとって、とても大きなテーマで、途方もないスケールで豊な気づきをくれていました。

どれほど、自分に対して、人に対して「条件付きの愛」を与えていたか。

たくさんたくさん手放しをしてきたはずなのに、最後の最後のわずかな心のにごりを洗い出して、「ゆるし」を強要される感覚は、占星術の海王星を思い出しました。

(それは本当に、『強要』でした。これをゆるさなければ、日々に幸せと感謝を感じることが出来なかった…)

海王星:ゆるし・癒し・病・物忘れ・介護・漠然とした宇宙の意図

その母が深夜に3度目の転倒をして腰の骨を折ってしまい、4週間入院となってしまいました。

認知症の進行を恐れてどうにか面接できないか相談しても、コロナでNG。

深夜に「なぜ、ここにいるのか」「どうして娘はいないのか」など、分からなくて不安になったりパニックになったりしないか心配し、心潰れそうで泣いていた数日間。

8月にこの記事をアップしたころは、そうは言ってもまだ、母の自己中心的なふるまいやガンコさにイライラし、時には怒鳴ってしまったりしていたのだけれど…。
その度に、

「どうして、家族のサポートを無視して、好きかってやろうとするの?!!!」
↓↓↓↓
「ああ、わたしは、ずっと好き勝手ワガママにやりたいのをダメって、自分にムチ打ってきたんだな…。ごめんね、わたし。好きにやりたいよね。今まで抑えこんできてごめんね…」

「何度言ったら分かってくれるの!!!いい加減にして!!」
↓↓↓↓
「ああ、わたしはずっと、理解が遅いのはダメって、自分にムチ打ってきたんだな…。賢くなくても、察しが悪くても、いんだよ。お前は素晴らしい存在だよ…」

そんな風に、母への怒りから、自分への抑圧に気づいて、まずは自分をゆるすことを重ねてきました。

それは本当にスピリチュアルなワークで、わたしはこれを「自愛のワーク」と名付け、もしかしたら、心のくもりを取り除くあらゆる統合のワークの中で、もっともパワフルなんじゃないかって、思うようになりました。

今では、母が何をしても。全くイライラすることも腹が立つこともなくなって、「ああ、これなら母と一緒に幸せな日々を過ごせる…」と、やっと思い始めていたときだっただけに…。

4週間の入院は、とても堪えました。

10月13日には、魔法の占星術テキスト『モッくまくんの星のレッスン』の連作、『世界は愛と法則でできている』が出版されます。

どんなに認知症が進んでも、わたしが新しい物語を書いていることだけは忘れなくて、新作を心待ちにしていた母。

どうか、この物語を意識がはっきりとしている母に、届けることができますように。
今はそう祈るばかりです。

新しい占星術の扉が開く、新時代ファンタジー♪ 「闇を、愛せ」そんな衝撃的ないざないで始まる、人と幽霊と星たちの、美しき対話。先行発売スタートです。

世界は愛と法則でできている

物語を読むだけで星が読めちゃうテキスト
『モッくまくんの星のレッスン』。
ただ今重版記念につき、
12星座ボディマップを
付録でお付けしています。
無くなり次第、終了いたします。

モッくまくんの星のレッスン

今最もチカラを入れている木星のYouTubeチャンネル。新作発表を記念して、「ちょい黒木星」が登場します♪お楽しみに。

 

星を使うことは、自分を大好きになること。あなたの星、使ってる?ではまたね。

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