【「言霊信仰」をやめてみる】

 

「モクちゃんの言わんとすることは
分かったよ。

どんな負の感情も、
ポンッと口にして、お終いにする。
そいつの良さは分かったけど…」

と、ここまできて
坊やは言いよどんだ。

「けど、なんだい?」

「世の中には『言霊』ってものが
あるじゃないか。

『腹が立つ!』
とか、
『大嫌い!』
とか…。

いわゆるネガティブな言葉を
使うと
その周波数が現実に影響して、
苦しい世界を引き寄せちゃうって」

「そいつは『言霊信仰』
一面的なとらえ方さ。

言っとくがね、ターナ。
発した『言葉』よりも
その背後にある『感情』の方が
よほど波動が強烈なんだ。
よっぽど、引き寄せる現実に
影響する

「え…、どういうこと?」

『ああ、もう嫌!あの人、
わたしの世界から消えてよ!』
心中では思ってるのに、
『あの人の暴言から学んだよ。
感謝だな』と、真逆の言葉を
口にする。

そうしたら
現実化するのは『感謝』の
エネルギーだと思うかい?

答えはノー。
腹の中で煮えたぎっている感情の
周波数が、現実化する」

「え、でも…。
有名な、お水の実験が
あるじゃないか。

お水が入った二つのコップを
用意する。

一つには、
『ありがとう』と声をかけ
もう一つには、
『死んでしまえ』と言い続ける。

すると、
『ありがとう』の方は
美味しくなったり
ずっと新鮮だったりと
ポジティブな結果が出る。

『死んでしまえ』
言われ続けた方は
まずくなったり
カビが生えたりと、
ネガティブな結果になる。

水に対して
恨みなんて少しもない
ただ機械的に言い続けただけでさ。

こいつは言葉にエネルギーが
宿っている証拠でしょう?」

「じゃあ君は
『ユウダイ』と、言い続けた水は
どう変化すると思う?」

「え?急に何を言い出すの?」
坊やは目をぱちくりさせた。

「ユウダイ。
『雄大』とは、日本語では
ゆうゆうとして大きい様。
ポジティブな意味を持つ。

だが、英語だったら?
You dy.
『お前は死ぬ』
つまり『死んでしまえ』
さして意味は変わらない。

ユウダイ、ユウダイと水に
言い続けたなら
水はどうなると思うんだい?」

「そんなの…。
日本人が声をかければ美味しく、
アメリカ人が声をかければまずく
なるんじゃないのかなあ」

ターナはかわいい頭を
小さく傾け、そう言った。

「そうだろう?
つまり、言葉の背後にある意味、
その意味から喚起される『感情』が
影響しているのさ。

いくら機械的に言った言葉でも、
その人だって、人生に一度や二度は
『死んでしまえ!』と思った経験が
あるかもしれない。

誰かが『死んでしまえ!』と発し、
その言葉に
おののいたこともあるだろう。

口にするうち、
その感情が
わずかながらも搔き立てられ、
言葉の背後にくっつく。

物や現実に影響する波動は、
『言葉』に宿るんじゃない。
その言葉の意味から呼び起こされる
『感情』の方に宿るんだ。

だったら。
溜まったうっぷんを腹の中に押し隠して、
美しい言葉に変えて表現するのは
むしろ逆効果だ。

何故なら、
ポジティブなフリをするうちに、
自分自身すら
そのうっぷんを見逃してしまうから。

そして、見逃されてしまった
負の感情は、
主(あるじ)に無視されたことで
ますますこじれ、大きくなっていく。

さらに言えば、
そこに名なき者までやってくる。
君が以前、怒っていたように、
こいつが苦しい現実を引き寄せる
立役者だ。

だったら、ポンッと口に出して
一瞬で消化する。

それでも消化できず、
えんえんと同じ負の感情が
湧き続けるなら、
その感情にじっくりと、
愛情込めて、寄り添ってやる。

これこそが
自身の周波数を整え、
心地の良い現実を引き寄せる
一番の早道だと思うんだな」

 

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*photo by トッシイさん